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●骨粗鬆症の症状
骨粗鬆症とは、骨の中のカルシウム、タンパク質、リンの量が減少するために、骨の密度が小さくなり、骨が非常にもろくなる状態をいいます。
高齢者、とくに閉経後の女性に多く起こります。腰や背中に慢性的な痛みやだるさを感じたり、夜中にからだを急に動かしたときに、腰や背中に鋭い痛みを感じたりすることのある人はこの病気の疑いがあります。
腰や背中の痛みは高齢になれば仕方のないことだなどとあきらめてしまってはいけません。
ほうっておくと症状は進んでしまい、尻もちをついたり、重いものを持ち上げたリして背骨に急に力が加わったとき、背骨の骨折が起こったり、ちょっところんだときに手首や下肢のつけ根(大腿骨)の骨折を起こしやすくなります。
骨粗鬆症は高齢者に多く起こるので、骨の単なる老化現象であると思われますが、ただの老
化現象ではなく、その上にさまざまな原囚が加わって起こる病的な状態なのてす。
最近では、高齢者の人口が増加してきたために、この病気の患者さんの数も増え続け、現在では六五歳以上の人のおよそ三人に一人はこの病気の疑いかあるといわれています。ですからこの病気の診断と治療は、これからますます重要になってくると思われます。
骨粗窓症の原因については、今までに沢山の研究が行われ、次第に明らかになってきましたし、多くの有効な治療法も開発されてきました。少しでもこの病気の疑いがある人は、骨量の測定やレントゲン撮影などで早期に詳しい検査を受けることが必要です。また骨粗鬆症という診断を受けた患者さんでも、主治医の指導のもとで治療と生活の改善を行えぱ、かならず症状はよくなリますので、根気よく療養を続けることが必要です。骨粗鬆症の治療にはくすりによる治療、装具による治療などがありますが、日常生活の改善も大切なことなのです。
●骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症の患者さんでは、さまざまな原因によって、骨の量が減少し、骨がもろくなって、慢性の痛みや骨折が起こります。
こうした症状がもっとも現れやすいのは背骨です。
それは、背骨が体重を主柱として大きな役割を果たしていて、外からの力が一番かかる骨だからです。もろくなった背骨は骨折を起こしやすく、一部がつぶれ、変形して、ひどいねこ背になったりします。

骨粗鬆症はさまざまな原因で起こります。そのひとつにカルシウム摂取量の不足があります。
カルシウムは骨をつくりあげる大切な成分ですが、骨粗鬆症の患者さんではその摂取量が少ないといわれています。
また私達のからだの中では数多くのホルモンが互いにバランスをとりながら働いています。そのひとつの副甲状腺ホルモンには骨の成分が血液中に溶け出していくのを促す働きがあり、カルチトニンというホルモンにはそれを防ぐ働きがあります。ですからこの二つのホルモンのバランスが崩れ、溶け出す成分の量が多くなると、全体の骨の量は減少し、骨粗鬆症が起こります。女性ホルモンであるエストロゲンにもこの副甲状腺ホルモンの働きをおさえる性質があり、骨粗鬆症が閉経後の女性に多く起こるのは、エストロゲンの不足に関係があるとされています。
ビタミンDはからだの中に入ると肝臓と腎臓で活性型ビタミンDとよばれるものに変化しますが、この活性型ビタミンDには腸からのカルシウムの吸収を促進する働きがあります。ですからビタミンDが不足したり、ビタミンDを活性型ビタミンDに変える働きがうまくいかないと、腸から吸収されるカルシウムの量が少なくなり、骨をつくる働きが弱まって骨粗鬆症が起こります。また長期間動かずにいることもこの病気の原因の一つとされています。こうした原因によって骨の量が減り、慢性の痛みや骨折が起こります。
●骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症の治療の目的は、腰や背中の痛みなどの症状自体を取り除くことと、骨の形成を促
したり、骨の成分が血液中に溶け出すのを阻止することにあり、そのためにいろいろのくすりが使われています。中にはカルチトニンのように両方の作用をそなえたものもあります。
●骨粗しょう症の食事療法
-カルシウムいっぱいの食生活を心がけましょう-
■ カルシウムの多い食品
(カルシウム200mgを含む食品) |
■ カルシウムの吸収を助ける
ビタミンDが多い食品
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| *スパーなどで売っているものは機械干しでビタミンDが少ないため、利用する前に外に干すようにすると良いでしょう。 |
●毎日の力ルシウム摂取量は800mgが目標
骨粗鬆症の予防・治療のためには、毎日800mg以上のカルシウムを含む食事をする必要がある
といわれています。このためには、カルシウムの豊冨な食品を生かした食事を心掛けましょう。
●力ルシウムの豊富な食品を献立に
カルシウムの一番とりやすいのは牛乳で、毎日1〜2本はとりたいものです。またスキムミルクは脂肪分が少なく、低カロリーの粉末なので、いろいろな料理に使えます。野菜スープや出し巻き卵に入れたり、フライの揚げ粉に混ぜたりして使うなど様々な工夫ができます。
●力ルシウムの吸収を助ける食品
カルシウムは吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンDはその吸収を助ける働きがあります。卵、魚、乾物などに多く含まれるので、これらの食品を献立に加えましょう。また、ビタミンDは紫外線を浴びることで、カルシウム吸収に役立つタイプのビタミンDに変化するので、できるだけ外に出て日光を浴びましょう。
●力ルシウムの吸収を邪魔する食品
インスタント食品や冷凍食品に添加されているリンは、カルシウムの吸収を妨げますので、こうした食品の摂りすぎは避けましょう。また、塩分の摂りすぎは、せっかくのカルシウムを排泄させるので、注意が必要です。
●バランスの良い食事を心掛けましょう
一食の中に必ず主食、副食、野菜があり、それにカルシウム源をプラスするようにして、バランスの良い食事を心掛けましょう。調理ずみ食品を利用する場合でも、乳製品や野菜の総菜を加えたり、塩分の多い即席めんのスープは残して減塩をはかるなどの工夫でバランスのよい食事ができます。カルシウムに限らず栄養素は食事からとるのが基本ですが、牛乳、乳製品が嫌いな人、病気などで消化吸収力が衰えている人は、カルシウムを強化した菓子や飲み物を利用してもよいでしょう。
| ■ 食生活ここがポイント |
⇒ 主食・副食・野菜そしてカルシウム
一食の中に必ず主食・副食・野菜を組み合わせたバランスのよい食事、それにカルシウムのフォウフナ食品をプラスすること、これがポイントです。 |
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⇒ 調理済み食品も工夫次第
調理済み食品はどうしてもリンと塩分が多いので、利用するときは工夫が必要です。
次のような組合せで利用しましょう。 |
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●腰痛の原因と対策
背骨は人間のからだの中心となって、体重を支える大切な働きをする骨です。骨粗鬆症の患者さんではとくにこの背骨がもろくなります。ですからちょっと尻もちをついたり、何かを持ち上げようとしてわずかな力がかかった場合でも、背骨やその周辺の骨の骨折を起こし、急性の鋭い痛みを訴えることがあります。このようなときには、すぐに動いたりせずに、本人のいちばん楽な姿勢で横になって、専門医の診断を待つことが大切です。
しかし大部分の骨粗鬆症では、腰や背中に慢性のにぶい痛みやだるさを訴えることの ほうが多いのです。これは、背骨の微小な骨折などによる場合もありますか、ほとんどは背骨の周囲の筋肉に原因がある痛みです。背骨は、もろくなると、からだを支える力も次第に弱くなってきます。そのため背骨の周囲の筋肉は、背骨に代わってからだを支えなければならないので過労状態になり、腰や背中の慢性的な痛みを引き起こすことになるわけです。
こうした腰や背中の痛みがある場合には、痛みが急性の激Lいものてなければ、自分から積極的にからだを動かすように努力することが必要です。
もちろん無埋をしてはいけませんが、腰背筋や腹筋を強くするための軽い体操はできるだけ早い時期から行うようにします。毎日一定時間散歩をすることも効果的です。
こうした連動は腰背筋の血液循環をよくして慢性の腰背痛をやわらげる効果があります。さらに運動を通じて腰背筋が強くなれば、筋肉自身が、もろくなった背骨を支え安定させる、いわば自然の コルセットの役割を果たしてくれることになリ、骨粗程症の進行をくいとめることにもつなかるのてす。できるだけ動くこと、反射神経をおとろえさせぬように毎日軽い運動をすること、これが骨粗鬆症予防の基本です。
● 骨粗しょう症治療の体操メニュー
PDF資料になっておりますので、右クリックして対象をファイルに保存しご利用ください。 |
| ・骨を守るかんたん体操 |
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| ・日常、気楽にできる背中そらしの運動 |
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