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ムンプスウイルスに直接効く治療薬や治療法はなく,輸液療法,鎮痛・解熱薬の投与などの対症療法が中心です.弱毒ムンプス生ワクチンの接種が最も有効な予防手段で,生後12か月以上の小児および成人に接種します.MMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹)混合ワクチンとして使用している国が増加しておりますが,わが国では,現在は副作用の問題から中止されています.
米国の場合は予防接種済み証明書の提出が基本的に要求されますので注意が必要です.
ワクチンの副反応として,接種後2週間前後に軽度の耳下腺腫脹と微熱がみられることが数%あります.重要なものとして無菌性髄膜炎がありますが,約1,000〜2,000人に一人の頻度で自然感染時の10%にくらべて低い頻度です.
患者と接触した場合の予防策として緊急にワクチン接種を行うのは,有効ではないとされています.有効な抗ウイルス剤が開発されていない現状においては,集団生活に入る前にワクチンで予防しておくことが,現在取り得る最も有効な感染予防方法です.

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