肥満治療薬(サノレックス錠)
肥満とは、体脂肪が体に過剰に蓄積してしまった状態を言います。
WHO基準の肥満判定では、BMI値が25以上ある場合には、肥満とされます。
当院では、肥満治療として、まずは14日間、サノレックス錠0.5mgの処方を行っております。
効果が見られた場合に限り、その後の継続処方も可能となる、食欲抑制効果があるお薬です。

サノレックス錠(肥満治療薬)価格

サノレックス錠0.5mg 14錠 6,600円(税込)。
予約料550円と送料550円(税込)がかかりますので、
6,600円+550円+550円= 7,700円になります。
1度の処方量は、14日分を限度としておりますので,ご了承ください。
サノレックス錠(肥満治療薬)オンライン診察の受診方法
当院では、CLINICSによる遠隔診療を利用しております。
1.下のQRコードを読み取って,
「オンライン専用アプリCLINICS」のダウンロード行い,
アカウントを作成して,診療予約をしてください.

2.対面診療や電話でのお問い合わせも承っております。
アプリの利用の仕方やアプリのダウンロード方法・操作方法についてご不明な点がありましたら、CLINICS患者様専用相談窓口(0120-13-1540)までお問い合わせください。
オンライン診療とは?
オンライン診療は、予約から受診、支払いまでをインターネットを通して行うことができる新しい通院のかたちです。
仕事が忙しい方、育児中の方、定期的な治療が必要で通院がご負担になっている方も、ご自宅などから診察を受けることができます。
ご利用に必要なもの
オンライン診療は、予約から受診、支払いまでをインターネットを通して行うことができる新しい通院のかたちです。
スマートフォン・パソコン・タブレットとクレジットカード・保険証です。
オンライン診療を受けるには、インターネットに繋がったスマートフォンやパソコンが必要です。



ご利用の流れ
1.会員登録
上記記載のCLINICSのアプリまたはWebサイトから会員登録を行ってください。
2.予約
アカウントの登録が完了しましたら、希望される診療日時にて予約を行ってください。

3.オンライン診療
予約日時になりましたら、医師からアプリまたはパソコンに着信がありますので、ご自宅や職場など通信状況が良い場所で診察を受けてください。

4.会計
診療費などは診察後にご登録のクレジットカードにて決済されますので、会計の待ち時間がありません。
引用:https://clinics-cloud.com/
5.薬の受け取り
診察の結果、お薬が処方された場合は、お薬がご登録いただいた住所に送られます。
※オンライン診療は、対面診療と組み合わせてご利用いただけます。
医師から来院するように指示があった場合には、来院して対面で受診してください。
※オンライン診療での医薬品の処方は、必要性・有効性とそのリスクを踏まえたうえで、医師の判断のもと行われています。
サノレックス錠の服用について
昼食の1時間前に1日1回サノレックス錠を1錠服用します。
もしも、飲み忘れてしまった場合には、昼食後2時間以上あけてから服用してください。
水がない場合には、清涼飲料水やお茶で服用しても問題はありません。
ただし、牛乳などは、薬の吸収を妨げる可能性が考えられますのでお控え下さい。
夕方を過ぎての服用は、不眠につながる可能性がありますので避けてください。
なお、1か月以内に効果が見られない場合には、服用を中止してもらいます。
長期の服用は好ましくない為、メーカーより3か月間の服用を限度とするとされていますので、あらかじめご了承ください。
再度服用を開始したい場合には、3か月間服用後、6か月間の休薬期間を設けてから、再度3か月間を限度として処方することが出来ます。

肥満治療薬の副作用について
肥満治療薬であるサノレックス錠を服用後、口の渇きや吐き気、頭痛、動悸、便秘症状が多くみられますが、軽度の場合にはほとんど心配いりません。
症状がひどく出た場合には、医師に相談して下さい。
長期の服用によって、お薬に依存してしまったり、摂食障害の原因になることもありますので、過剰な摂取は控えてください。
妊娠中や授乳中の方、小児、閉塞隅角緑内障がある方、精神障害をお持ちの方、薬物やアルコールの乱用歴がある方は服用できません。
飲み合わせの悪い薬もありますので、持病等で、服用中の薬がある場合には必ずお申し出ください。
肥満治療薬について
サノレックス錠は、肥満治療を目的とした国内で唯一のお薬です。
単に飲めば痩せるというものではなく、脳の視床下部に作用して空腹感を減らします。
空腹が減ることにより、1度の食事量が減り、間食をしなくなるという効果が期待できます。
食欲を抑制する作用があるものの、痩せたいという意思が無い場合には、お薬を服用しても効果が感じられないことがありますので、痩せたいのに食欲が我慢できない、つい間食をしたり、夜食を食べてしまうといった、食欲の影響で食事のコントロールが難しい方にはおすすめです。
サノレックス錠を服用するときは、食事療法や運動療法もあわせて行うことで、より健康的に美しく痩せることができます。
サノレックスの効果
日本のMazindol(サノレックス)研究グループ1)は、食欲抑制剤であるmazindol(サノレックス)の作用を調査し、それが外側視床下部のニューロンを直接抑制することによって食物摂取を減少させ、胃酸分泌を阻害し、運動活性を増加させ、グルコース吸収を低下させ、インスリン分泌を阻害することを見出しました。
したがって、サノレックスの主な効果は視床下部の摂食中枢を抑制することによって食物摂取を減少させることであると思われます。
日本におけるサノレックスの多施設オープン試験は、肥満患者の大部分で食欲抑制を伴い、 14週での体重と相対体重の減少がそれぞれ4.6kgと9.2%であることを明らかにしました。
多施設二重盲検試験により、単純性肥満の治療においてサノレックスが偽薬より優れていることが実証されました。
この研究では、サノレックスが肥満治療後の体重減少の維持、および糖尿病、高血圧、または高脂血症などの肥満関連疾患の治療に有効であることを示唆しました。
ブラジルの研究グループ2)は、肥満治療のための中枢作用薬を比較した長期研究を行いました。
Mazindol(サノレックス)は、1日2mgを29人の肥満閉経前女性に52週間投与されました。
その結果、サノレックは、-7.4±4.9kg(p<0.01)の体重減少を得られ、21人(72.4%)で5%以上の体重減少を得られました。
その結果、抑うつおよび不安スコア、過食エピソードおよびクオリティオブライフの有意な改善をみたと報告されています。
1)Inoue S et al: Clinical and basic aspects of an anorexiant, mazindol, as an antiobesity agent in Japan.Am J Clin Nutr. 1992 Jan;55(1 Suppl):199S-202S. 2)Suplicy H1 et al: A comparative study of five centrally acting drugs on the pharmacological treatment of obesity.Int J Obes (Long). 2014 Aug;38(8):1097-103. doi: 10.1038/ijo.2013.225. Epub 2013 Nov 29.